今朝の新聞報道で目を引いたのは、河村名古屋市長発言の記事である。
中国側がいう「南京大虐殺」、日本がいう「南京事件」については、きわめて不明瞭である。
明らかなのは、中国はこれを歴史的事実として位置づけて、対日本外交の基本の一つにしている。
毛沢東は、一度としてこの件を取り上げていないという。中国という国の基本を揺るがす、最も痛い弱点を河村市長に指摘されたとみる。
人間関係でもそうだが、人はその痛い弱点をつかれると、たいてい感情的になる。だから、人間関係を良好に保つためには、人の痛いところはつかない。
人間だれしも弱点をもっているから、それが世渡り上手というものだが、河村市長は単刀直入だ。
即交流中止と中国国民は感情に走った。この問題提起を素直に受け入れるようだったら、中国はまさに大国というべきだが・・・
何でも、感情の問題になったら、解決の道はない。
