お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

縁談の話

Mさんのお姉ちゃんから、お土産をいただいた。老舗たねやの高級和菓子である。
いまは仕事の関係上名古屋で一人暮らしをしていて、休みになると、地元の母のMさんのやはり一人暮らしの里に帰ってくる。

帰るときはいつも、ちょっとしたものをわが家にも買ってくる。これには訳があると思う。

一つは一人暮らしのMさんと家内が仲良くしていて、何かとやりとりしているから。
そして、もう一つは、かって私が、まとまらなかったが、縁談を世話したから・・・

これまで、世間並みに5人に、それぞれ5人の縁談を私は持ちかけたが、結果的には、1件がまとまっただけだった。

まとまったのはわが息子で、あとの4人は、いづれも娘さんのほうから、断られた。
まだ結婚する気はないと言われ、気が合わないと言われ、遠くに行くのはいやと言われ、お酒を飲む人はいやだと言われ・・・

昔の人は、生涯で3回は仲人をするものだと言ったが、縁談はむずかしい。

その能力が残念ながら、私にはないのだろう・・・