お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

わが家の来客

今朝玄関戸を開けたら、マット周辺にもみ殻が散らばっている。
畑に雪が積もって、餌を得られなくなった雀の仕業だろう。

現場を見たわけではないが、早朝に玄関に掛けた〆飾りの稲穂を食べるようだ。
これは毎年のこと。次は、赤くなった南天の実が狙われる。

この家を建てて、まもなく二階の屋根に雀が巣を造った。鬼瓦の下をくぐって出入りする。
瓦の隙間に巣があるのだろう。小屋の瓦にも造ったが、低い所なので、まもなく居なくなった。
二階の屋根は、30年経った今も、営巣に利用されている。

まだ家の前が田んぼだった頃、二階のひさし部分に燕が巣を造りだした。
楽しみにしていたが、環境も場所もよくなかったのか、しばらくして、痕跡を残したまま、巣作りを止めてしまった。
最近は、燕の姿さえ見なくなった。

また、家鼠が住み込んできたことがあった。夜になると天井裏を走り回った。
これには参ったので、可哀相だったが、猫いらずを仕掛けて退去してもらった。
それ以来家の中にはいないが、畑には野鼠がいるようで、毎年畝を掘って、さつまいもを食べる。

家内が好まないので、わが家は犬も猫も飼わない。
家内は近所の猫もいやがる。好奇心が強く、戸を開けとくと進入してくることがあるし、庭や屋敷内に排泄されると、臭くてたまらない。

犬も同様だ。飼い主がいっしょのはずだが、空き地や畑や道端に糞を放置したまま、去って行くことが絶えない。
平気で散らかしてゆく烏に似た人にも困ったもんだ。

田んぼに水がはる頃になると、雨蛙が発生する。
家の外の洗い場が、かれらの住処になる。

害はないし、可愛いいし、雨蛙くんは歓迎だ。