寒さが少し和らいで、雪が小雨になった今日、義母を見送った。
最後のお別れは、山の町のお寺の会館だった。親戚をはじめ、おおぜいの町の人たちのお見送りを受けて、義母は最後の旅に出た。
これまでに私は、何人も、数え切れない人々を見送ってきた。特に現役の頃は、連日のように黒を着る月もあった。
その多くは年長者であったが、まれに後輩のこともあって、生きている者の務めとはいえ、心痛む思いをした。
私は、いま人生の務めをまた一つ果たした。まだ、身近な年長者として、近親が3人、人生の師と仰いできた方1人がいる。
決してそれを望んでいるわけではないが、この4人の、たいへん世話になった方々をお見送りするのは、私に残された責務だと思っている。
私を見送るのは、その後にしてほしい・・・