お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

義母のこと

家内の母が今朝亡くなった。93歳だった。

義弟から明け方電話が入った。昨晩昏睡状態に入り、4時23分眠るように息を引き取ったという。

二日前に見舞ったが、私たちを見て、さかんに頷き、別れ際には手を振っていたのに・・・

肺炎を患っていたが、老衰による永眠で、天命を全うしたと思う。

縁あって、近隣から24歳で嫁に来て、家事と家業の商売に従事しながら、3女1男を生んだ。

当初は祖母、曾祖母まで健在で、揉め事も起こさず、その二人の老後を看取り、4人の子どもを育てながら、先年逝った義父と二人で、商売にも励んだ。

娘3人を嫁に出すと、家が傾くとよく言われるが、かえって隣家まで買い取って、店を広げた。

晩年、認知症になった義父の老老介護で、自らも病に倒れ、入退院を繰り返したが、とても生命力の強い人だった。

伝統的な日本女性の鑑ともいうべき一生だった。