お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

さつまいもの保存

12月に入って、急に寒くなった。暦の上でも冬だ。体脂肪が12、3%なので寒さはこたえる。

さっそく、寒さに弱いさつまいもが気になったので、これまで段ボール箱に入れて、小屋に置いといたさつまいもを移し変えた。
去年は、くさりがけして、あわてて処分した。今冬はその轍を踏まないようにしたい。

一本一本新聞紙にくるんで段ボール箱にしまい、室内におけばいいそうだが、このところ毎日のように、昼食に供しているから、出しやすくしたい。

発泡スチロールの箱にして、秋にAさんからいただいたモミを加えた。さつまいもの保存は、温度13度、湿度80%がいいという。こうすると温度は10度、家の中におけばいいだろう・・・

さつまいもには随分お世話になった。子どもだった戦中、戦後の食糧難時代、ご飯はいつもさつまいも入り、米のないときは、蒸かして食べた。不味いイモだったが、腹の足しにはなった。他には、すいとん、または、アメリカが放出してくれた、家畜用のとうもろこしの粉をこねて、焼いて食べた。それで何とか、いつも腹を空かせながらも、食いつないで生き延びてこれたのだ。

いまは違う、晩年になって、いい時代を迎えられた。何もかもいい。文句はない。

特に、食べ物は贅沢になった。いまのイモは美味い。さんざん不味いイモを食べたから、美味いイモが食べたい。

だから家庭菜園では、少し高くても、いい苗を買って、美味いさつまいもを作るようにしている。