お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

林間学校

去年の日誌を見たら、ちょうど今頃、第37回冬期林間学校の募集を始めていた。冬休み期間中に、関係する公益法人の主催で開催する子どもたちの集団合宿生活である。ボランティアの大学生、高校生を指導者として、小中学生対象に生徒を集める。

毎年夏休みと冬休みの2回開催してきたが、近年になって、県と市からの補助金を受けながらも、収益が上がらない上に、法人の経営難に人手難等が重なり、今年に入って廃止のやむなきに至った。

個人的には、企画実施の中心メンバーだったので、ぽっかりと心に大きな穴が開いた。生きていく上での目標の一つがなくなったという喪失感が否めない。

しかし、夏は55年、冬は37年にわたって、次代を背負う大事な子どもたちをあずかり、一度も大きな事故を起こさなかった。参加した子どもたちにとって、よい体験となり、楽しい青春の思い出となっていることを思うと、よくやってこれたと、ただただ感謝するばかりである。

また、これまで協力してくれた静岡県在住の後輩が、地元で林間学校を新たに立ち上げたことも心強い。成功を祈る。

これからどうするか、視力が衰え、耳も遠くなり、もう大学生、高校生といっしょにやる気力・体力は衰えたが、年齢並みにはまだまだやれる自信がある。

社会的責任をともなう仕事はこれまでにして、個人の責任とエリアでする新たな目標を模索していこう。


白花の八重のサザンカが咲いた。この花とは古く40年来の付き合い、過去4回の引越しの苦労を共にした分身の片割れ。紅白で求めたが、紅は枯れた。