お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

お見舞い

85歳になるボランティアの先輩の方を国立医療センターに見舞った。

膀胱がんで今日が手術日だと聞いていたので、昼前にうかがった。ちょうど手術が終わって病室に戻るところだった。手術は朝9時から始められたとのこと。先に奥さんを亡くされたので、嫁に行かれた娘さんが付き添っていた。

局部麻酔なので、意識ははっきりしていて、礼をいわれた。明日から食事をとり、歩くこともするという。
予定では、2週間後退院とか。気丈な方なので、順調にいくと思う。

この方は、マンションで一人暮らしをされている。料理をはじめ、すべて自分でされる、まめな方だ。到底私など真似ができない。家内がいなくなったら、ただただ途方にくれるだけだ。

がんは遺伝子の病気、自身の中に生じるコントロールがきかなくなった、出来そこないの細胞である。この正常でない細胞は、健康体の人にもできるが、たいてい免疫力で駆除される。

人は、この免疫力、自然治癒力が落ちてきたら、いずれはがんになるという。

がんに教えられることは、自分の敵は自分、自分の身は自分で守れ、そういうことじゃないかなあ・・・