お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

動じない心

台風10号が無事に通過して、少し涼しくなった。被害らしきものといえば、畑の生長した晩生の枝豆が西風で傾き、キュウリの棚の支柱一本が折れたぐらいで、さっそく手当てした。
もう盆も終わったから、これで涼しくなってきてほしいが、温暖化による異常気象では何が起きて、どうなるのか人智では及ばない。
それだから、何が起きても、どうなっても動じない心というか、いわば覚悟がいる。

この度の台風でもそうだったが、一日中テレビが台風ニュースを流し続け、各地で避難勧告が出され、人々が右往左往する姿が映し出される。これが人間社会のありようなのだろうか・・・次にわが志す、良寛禅師の言葉をあげる。

災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
これはこれ災難をのがるる妙法にて候

わが人生の宝

今日は終戦74年の日を迎え、テレビに流れる全国戦没者追悼式を前に黙とうを捧げた。毎年この日を迎えると、当時のことを思い出さざるをえない。
この日を、学童疎開先であった富山県の金山村のお寺で迎えた。小学5年の10歳だったから、よく覚えている。雑音ばかりの玉音放送で何が何だか分からなかったが、涙する大人の姿で、日本が負けたことを知った。東京へはすぐには帰れず、10月に入ってからだった。わずか半年あまりの集団生活だったが、この生活体験がわが人生の宝になったといえる。

育ちざかりの時に、飢餓と不潔を体験したのである。いつも腹をへらしたままで、飢えていた。そして身体はノミとシラミの巣で栄養失調の状態。よく耐えてこれたと思う。
この体験があったからこそ、何を食べてもありがたく思え、ふつうに生活できることに幸福感をもつことができるようになったのだ。

副作用か

朝家内がわがの顔を見て、ういているという。鏡に映る顔はとくに目の下がふくらんでいるよう。そういえば、何となく眠気があって、身体もだるい。
思い当たるのは、この暑さもあるが、先日から飲んでいる湿疹の薬・・・昨日で9日間飲み続けた。抗アレルギー剤で、先日かかった皮膚科の医者が出してくれた薬。

1日1回夕食後服用で14日分出たが、薬についてくる説明書には、眠気を催すことがあり、主な副作用として、眠気、倦怠感、頭痛、めまい、口渇、胃部不快感とある。頭痛やめまいなどはしないが、やはり、副作用だろう。医者は、飲み切るようにといったが、手に出ている湿疹はよくなってきたし、内服薬はもう止めて、塗り薬だけにする。

最高に暑い

今日はまた最高に暑い・・・台風10号の接近で、フェーンになっているらしい。クーラーをつけっぱなしにしていても、室内は29度で下がらない。二人ともバテ気味で、めったに言わない家内が、かき氷をしてくれという。わがが好きなので、家庭用のかき氷機があって、自分だけしている。いつもだと後頭部が痛くなるので、食べない家内が今日は平気で食べた。

暑さにまいっているのは人間ばかりでないよう。畑のピーマンは毎日水やりしているのに、ぐったりだ。そして先日いただいた果物。涼しいところに置いといたのに、桃は半数がくさりはじめ、梨の一個が泡をふいた。こんなことははじめて、包装紙からイオンで買ったと思われる。
家内は自分だったら、イオンに文句をいうと言っている。はたして・・・

理屈ではわからない

今日は家内と二人で旧盆の墓参りに行ってきた。わが家とお里との二か所だけだったが、けっこう遠いので夕方の4時に出て、帰宅したらもう7時に近かった。
お里の墓は鶴来にある。義父母は二人とも長生きで、ずいぶん世話になったので、いまも墓参りは欠かさずしている。その墓であるが、もう50年以上前のことで、結婚したとき、はじめて参った。それが山の斜面にある粗末な墓地だった。それで、義父に墓地の移転を勧めた。

義父は新たに広い場所をもとめて、いまの墓にした。不思議なもので、その後、お里は商売が繁昌し、隣家をも買取り、町ではいちばんの履物店になった。
親、先祖を大切にするという精神は、理屈ではわからない。

お中元ということになるのか、大好きな桃、ぶどう、梨をいただいた。

いいのか、悪いのか

昨日この暑い中、シルバーの人たちが庭木の剪定をしてくれた。おかげで風通しはよくなり、見た目もすっきりして、気持ちがいい。これで暑さも乗り越えられそう・・・

人間関係がそうだが、隠し事をする人とは気が通じなくなる。振り返ると、仲良くなれなかった人は、そういう人とだった。昔のままの因習をかかえている地の人に多いように思う。
その点、この地に生まれ育ったのに、家内はまったく隠し事のできない人間で、バカと思えるほど、あったことすべてを口に出す。子どもと同じようだから、わがもうっかりできない。だから、家内にはしゃべっていいことしか、言わないことにしている。

これがいいのか、悪いのか、受けとり方次第だが、これまで永く付き添えたのだから、いいとしよう・・・

とても幸せな一日

今日は盆を迎えて、定例になった息子家族との会食をした。本来ならば、わが家に招くところだが、もう高齢の家内にとっては、料理のほか、もろもろの準備をするのが大きな負担になる。それで盆と正月の一家団欒は外でするのが定例化した。それにホテルのバイキングにしたので、みんながみんな、自分の好きな物を十分食べられて、いうことなし・・・いちばん喜ぶのは孫で、食事ばかりでなく、ケーキやアイスクリームまである。
それで、いちばん楽をしているのが家内・・・自分は座ったまま、息子と嫁が皿にもってくる料理をただ食べるだけ。

とても幸せな一日でした。

家内の町情報

明日わが庭の剪定をすることになった。今日も2軒したという帰りに、シルバー人材センターの二人がわが家に寄って、用具を置いて行った。明日は朝の7時から、もう仕事にとりかかるそう。この暑い中で外仕事ができるのだから、お二人とも元気そのものだ。

先日パーマ屋で仕入れてきた家内の町情報では、男性最長老のCさんが救急車で運ばれていき、元気だったM夫人が入院したとのこと。お二人ともこの暑さにやられたよう。毎日熱中症になる人が出ている、この時期だから、他人事ではない。
それでも、今日は早起きして、涼しい中にと畑仕事をした。それからはもっぱらテレビ観戦・・・第一、二試合は大差がついてしまったが、第三試合は緊迫して、見ごたえがあった。
第四試合は、はじめてのナイターになると思うが、熱戦を期待する。

失敗しては学んできた

今年は、長年庭木の剪定をしていた庭師ができなくなったので、シルバー人材センターに依頼した。今日その下見にわが家を訪ねてきたが、ひと騒動起きた。
マイカーで下見にきたそのシルバーが、前の側溝のふたをしていない所を渡って、車をパンクさせてしまったのだ。車が側溝の中にはまらなかっただけ、幸いだったが、それにしても不注意な話。ふたをしてない溝をしてあるものと思い込んでいたという。ないものをあるものと思って起きた事故だったが、怪我することなく、パンクだけですんでよかった。

思えば、自分自身もかって雪道で溝にはまってしまったことがあった。車屋を呼んで、車を上げてもらったが、それ以来この失敗がよい教訓になって、運転には十分気を付けるようになった。いちばん気を付けるのはバックだが、右折左折ほか進路変更する時は十分な安全確認を怠らないようにしている。
運転にかぎらず、わが人生は、失敗しては学んできたように思えてならない・・・

星稜高校、初戦突破おめでとう

今日も暑かったが、午前中は放送大学に出て、午後からは第三試合に星稜が登場するので、テレビ観戦した。結果は、1:0で、星陵が辛勝し、初戦を突破した。おめでとう。
星稜の拙攻というか、むしろ旭川投手の好投で緊迫した好ゲームになったが、やはり大黒柱の奥川投手の活躍につきるだろう。よく、「野球はピッチャー」といわれるが、そのとおりのゲームだった。

身近なスポーツには、相撲と野球しかない時代に育ったので、いまになっても、この二つには関心がいく。今は亡き長兄がやはり野球好きだったので、子どもの頃、よく試合観戦に連れていってくれた思い出がある。

第101回の大会も目が離せないようだ。