お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

インカ帝国のこと

今日の講義はインカ帝国のことだった。よく知られているように16世紀に始めにスペイン人に滅ぼされたが、マチュピチュは知られていなかったため、破壊されなかったという。
しかし、今回の話は歴史ではなく、富士山より高い、3,4千メートル以上あり、また地震も多いという自然環境のきびしい地で、人々がどう適応してきたかだった。

まずインカの遺跡からみて、建築物が石の積み方から地震に強く、耐えられるように組まれているという。そして、農耕牧畜では、先に紹介したドメスティケーション、リャマ・アルパカの家畜化があり、社会経済的には、相互扶助(アイニという)と再分配が基盤となった。

インカ帝国は、文字もなかった上、鉄器と火薬の発明がなく、また身体的に感染症への抵抗力がなかったため滅んだが、生き残った人々が先住民として、いまもその文化を継承していることが、神様はカソリックに変身したものの、古い祭りに現れるそう。