お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

「羅生門」をみて

先日録画した1950年制作の黒沢監督の「羅生門」(完全デジタルマスター版)をみた。名画中の名画だが、これまで鑑賞する機会がなかった。

人間の本性である生きるためのエゴイズムを描いた作品といわれているが、捨て子の赤ん坊を抱いてさる志村喬とそれを見送る千秋実のラストシーンが映画全体の見せ場と感じた。

印象にのこる、いい映画というのは、エンディングがいい。古くは望郷、それに第三の男を思い出す。
現実の世界もそうあってほしい。
まだまだと思っているものの、わがエンディングはどうなるのか、楽しみというと語弊があるが、興味はつきない。