お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

斃れて後已む

これまで、天皇陛下の生前退位論の行く末を注目してきたが、昨日今日のトップ記事からすると、平成の世は30年で幕を閉じるよう。ということは、生前退位が100%決定したということになる。
庶民の一人として率直な思いを述べさせてもらうと、まことに残念であった。

父天皇と同じく、「斃れて後已む」人の道を進んでほしかった。

そこらの(わがと同じ)ジイジならば、ボケるまでごゆっくりとと人情論をとるが、象徴とはいえ、精神的には全国民のトップリーダーであリ、支柱である。多くの有識者といわれる輩が発言したが、人情論が多数であった。
この世の中では、人情論を説けば、物わかりのいい、いい人、よい子でいられる。安倍首相も自らの信念をひと言もいわなかった・・・この問題からは、狡賢く逃げたといえる。

かっての明治天皇に山岡鉄舟がいたようには、今上天皇にはお諫めできる人物がいなかったというのが、今の日本の情けなさではないか・・・つい昨年、市井の人である、蜷川幸雄さんが斃れて後已んだのは、日本の救いだ。

寒くなって、わがばかりではなく、玄関のインターホンまでおかしくなった。暖めると動くようになる・・・30年働いたからなあ!