お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

イスファハーン

今日視聴した講義は、もっとも美しいイスラム都市といわれるイスファハーンの話だった。
はじめに映像が紹介されたが、たしかにとてもきれいで、行ってみたくなる街だ・・・世界遺産になっていることも知った。
16世紀に家康と同時代に当たるアッバース大王が建設したというが、周辺は砂漠というイラン高原の中に、このような都市ができたのか。最盛期には、世界の半分がここにあるといわれるほどに繫栄した。
それを可能にしたのは水だという。カナートと呼ばれる地下用水路の建設がキーになり、その上に築かれた当時の社会体制が、うまく機能した。
権力(王族)と宗教(聖職者)が共生し、さらに海外交易で富をなしたバザールの商人(カナートも握っていた)の三者が姻戚関係で絡み合って、支配階級をなしていたという。農民が搾取されていたことはいうまでもない。

1979年イラン革命政権の樹立で、王政から共和国となり、聖職者が支配する国となり、いまは、新たに油が産出して、ここはまさに「水と油の国」になった。

今日はまたまた加賀れんこんをいただきました。