お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

なだいなだ「常識哲学ー最後のメッセージ」

ミーティングが早く終わったので、帰りに県立図書館に寄った。
なだいなだ「常識哲学ー最後のメッセージ」を通読・・・常識とは何か、常識は変わっていくという話で、精神医としてアルコール依存症の治療にたずさわった経験を通して、到達した哲学ともいうべき思想に学ぶ点がった、
なだ氏は3年前83歳でがんで亡くなっているが、この本は翌年の出版なので、まさに最後のメッセージかと思った。
だが、死の当日までブログを更新していた・・・ネットで探したら、載っていた。

フランス語で、日本語でいう常識にぴったりあたる言葉を探していた。すでに死を意識していたと想像するが、最後の最後まで、自らのメッセージを伝えたいという執念をもち続けたのには、打たれる。

やっと年賀はがきを70枚仕入れてっきました。

きつい一日

6月6日 
 脈拍だけ130台血圧上下はまあ平常。痛み止めに頼る生活だ。
 月末、フランスに行って、そこでフランス語で最後の講演をするつもりだったが、どうもこの状況では、難しくなってきた。講演のテキストを準備して向こうで配ってもらおうと思うのだが、その翻訳の中で、コモンセンスの訳として作られた日本語常識なのだが、もう元には戻れない。さりとて、新しい言葉にぶつからない。フランス語にぴったりしたことばがないのだ。
あまりにも進化して、コモンセンスにもどらない。
訳してもらおうと思うアイノコの長女にもよく分からないといわれるしまつだ。
ただ、かなり体の状況が厳しいことになって来た。