お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

のれん

10月に入って、家内が玄関に掛けてあるのれんを換えた。家内の趣味の一つはのれんで、もう買わなくなったが、以前は店屋でちょっと気に入ったのがあると、高くても買ってきた。
好きな着物は、なかなか買ってやれないので、その代わりと思って、黙認した・・・着物より安くつく。
そのかわりというか、息子の結婚式の時は奮発した。言うまでもなく、借り衣装だったが、加賀友禅を着たいというので、気に入ったのにした。
男だったらみな、女房に好きなことをさせてやり、願いは満たしてやりたいという思いがあるだろう。
わがの場合はどうだったか、先日の大隅先生士は最高で、まったく比べるのが無理な話だが、家内を晴れの舞台に立たせられたのは、息子の結婚式だったとしかいいようがない・・・もう少しましな舞台にしたかったがなあ!

大きな願いは叶えられないので、それで日常の生活は家内がいいだしたら、言う通りに、したいように振り回されるだけ。そして家内のほうも家内のほうで、こちらのしたいことに文句はいわない。

やっと枯れた夫婦になったのか・・・