お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

わたしの富士山

今日は苦手な雨の陰鬱な日・・・何もする気がおきないので、一日引きこもりで、テレビ漬けだった。

朝から、やさいの時間、日曜美術館、将棋、のど自慢、お宝、草間彌生、イッピン、大相撲トーナメント、笑点・・・再放送の草間彌生がよかった。

タイトルは「わたしの富士山―浮世絵版画への挑戦」

晩年を迎え、富士山が好きになって、描く。それを現代の浮世絵師たちが苦闘して、浮世絵にするコラボレーションは見ごたえがあった。

彌生は、私より6歳上だが、もう車椅子で、最近は死を意識した作品を描くようになったとのこと・・・そして、死ぬまで、いや死んでも絵を描き続けたいという。

そして、これがタイトル「死の瞬間」・・・統合失調症だった少女時代の幻覚が全作品の根源になっている。

この絵にかけるあくなき執念、一つ事に人生のすべてをかけてきた生き方に感嘆するばかり・・・