お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

青森のリンゴ

いまも嫁さんのお里では、暮れに餅つきをする。今日はその日で、いただいたつきり餅をお昼にいただいた。

両親が健在だった遠い昔、わが家でも餅をついたのを子ども心に覚えている。
臼と杵、せいろなど一式は、よその家からの借り物で、玄関のたたきで、兄や応援に来る親戚の人たちがついた。
つきたてを餡や黄粉で食べるのが、いちばんの楽しみだった。すぐ上の兄は大根おろしが好きだった。

いま思えば、人生でいちばんよかった時代かもしれない。
つきり餅をみるたびに、こんなことを懐かしく想いだすのは、何かさびしい気もする。

お餅といっしょに、大きく立派な青森のリンゴをいただいた。結婚式にも遠方から来て伯父さんが送ってきたそう・・・おすそ分けだった。