お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

多田富雄著「寡黙なる巨人」

今日はミーティングを終えてから、H氏を自宅のマンションまで送って、図書館へ行った。

読んだのは、多田富雄著「寡黙なる巨人」の大活字本。

氏のことは、以前テレビ放映されたドキュメンタリー番組で、すごい人との深い印象を受けていた。

免疫学の元東大医学部教授、金沢に出張中67才で脳梗塞となり、右半身不随となり、言語も失った。
本は、ワープロを覚えてから書いた、その後の1年間の闘病記と新たなエッセイが内容だった。

その一節・・・「私は昨日まで健康だった。(略)それが一夜にして重度の障害者となって、一転して自力では立ち上がることもできない身となった。何をするにも、他人の哀れみを乞い、情けに頼って生きなければならぬ。」

それから再生して、9年間著作を続け、社会活動をし、76才で没した。

足が痛いとか、腰が痛いとか、言ってられない・・・