家内の眼の定期検診に行った帰りに、県立美術館によって、俵屋宗達と琳派展をのぞいてきた。
もう昼に近い時間だったので、タイミングよく駐車できた。入場者もまばらで、ゆっくり見れた。
展示品は、どれもお宝なのだろうが、400年も前のものだから、どれもみな色あせている。描かれた当時は、どんなに素晴らしかったのか想像するしかない。
いちばん奥に展示されていた光琳の風神雷神図が目玉だった。
国宝の燕子花図は鑑賞したことがあるが、もう一つの国宝、紅白梅図は、熱海には何度も行ったことがあったので、MOA美術館によってみたいと思っていたが、いまだにその機会をもてなかった。
紅白梅図については、梅原猛氏の著書の中で、この絵は、遊び人だった光琳の三角関係が背景にあったという説を読んで、そういう見方もあるのかと、興味を覚えていた。
何に出会っても、表現の奥に潜む人の心に、いつも想いがいく。