お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

父と子

昨晩のNHKスペシャル、47歳にして始めて歌舞伎に挑戦した香川照之のドキュメントはよかった。

40年にわたる父子断絶を修復してゆくシーンは、とくに感動的だった。

「何のために生きているのか、何をすればいいのか」の壁にぶち当たり、「お父さんは、どうして歌舞伎をしないの・・」という息子のことばが契機になって、新たな決意で、歌舞伎役者の道に挑戦する、その命がけともいえる有様はすばらしい。

幼いときに父を亡くした私から見ると、脳梗塞に倒れ、リハビリを続けながら、再び舞台に立って、わが子とわが孫に演技を伝える父猿翁も感動的だ。

すばらしい人生ドラマを見せてもらった。