お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

とろろ汁

知人のK夫人から山芋をいただいた。りっぱな山芋だ。
K夫人も先年ご主人をガンでなくされ、一人暮らしをされている。専業農家で、ご主人が健在だったときは、二人で畑作をして、野菜を市場に出して生活されていた。

いまは畑を人任せにしているというが、一部自分でも野菜物を作っている。キュウリ、ナス、トマト、ホウレンソウ・・・市場に出していただけに、なんでも上手だ。

畑のことで分からないことがあると、私はこの方と、もう一人同じ専業農家のYさんに聞くことにしている。

この山芋もみごとだ。以前私も植えたことがあったが、小さいのしかできなかった。

とろろ汁は私の好物の一つ。それはおふくろの味に通じるからで、昔々家では夕食にとろろ汁を作ると、麦飯に掛けては、他のおかずはなく、兄弟競って、そればかり腹いっぱい食べたものだった。

最近では、湯涌の蕎麦屋で食べた、季節限定のとろろ蕎麦が、これは旨かった。