お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

春の庭仕事

春分の日の今日まだ肌寒いが、晴れたので雪吊りをはずして、庭掃除をした。

縄をはずして、木の枝を剪定していたら、後ろから声がかかる。
「梅ですか・・・」と見知らぬ上品な老婦人。
先日一輪開いた紅梅が、上枝の蕾もふくらんで、三分咲きぐらいだろうか、今年はどこも遅いよう。それでも、見てくれる方がいると思うと、手入れのし甲斐がある。

我が家の前の道は、ちょっと通りから引っ込んでいて、通学路からも外れている。車は少なく、たまに通る車は近所の家の見慣れたマイカー。

その割には、散歩で通る人がけっこういる。
家の前を通るみなさんに、少しでも楽しんで頂こうと思って、この紅梅を植えた。他に街路沿いによくあるアザレア、そしてボケの木がある。

アザレアは、花は小さくさえないが、よい香りを漂わせる。開花期が春から晩秋までと長いのもいい。そして昆虫、あまり見ない蜂がやってくるのが楽しい。

今年もボケがたくさん蕾をつけているが、月末に開くだろうか・・・満開になるとみごとで、散歩の人ばかりでなく、近所の人にも見ていただいてるようだ。

春の花が咲き始めると、心も明るくなっていくような気がする。