お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

ばあちゃんを見舞う

初雪が降って、山がうっすらと白くなった今日、お里から、家内の母がもう食べられなくなって、点滴だけになったという電話があった。この4日に行ったばかりだったが、お世話になっている特別老人ホームにまた行ってきた。

ここは、亡きじいちゃんが入っていたホームにくらべると、ずっといい。
外も中も、よくできた建物だと思うが、第一に清潔だ。じいちゃんのときは、入った玄関先から何となくにおった。ここは、そのにおいがまったくしない。

ばあちゃんは、今年93歳で寝たきりだが、眼を開け私の顔を見て、大きくうなずいた。
ボケの状態でも、何となくこの顔に見覚えがあるのだろうか・・・ばあちゃんに会うとき、私はいつも笑顔を見せることにしている。

だれでも、人は笑顔のときが一番よく映ると思っている。
老醜という言葉がある。毎朝顔を洗うとき、鏡に映る自分に当てはまるようになった。
むかしからイケメンには程遠かったが、年とともにますます醜くなっていくのは、まことにつらい。

担当の介護師さんは、ばあちゃんはまだ元気ですよ、という。

ばあちゃんに会うときのように、いつも笑顔でいられるようにしよう。