お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

ギザギザ新聞

朝いつものように新聞を見る。珍しいこともあるもんだ。もちろん初めてだ。何万部いや何百万部刷って1枚かもしれない。新聞の下部がギザギザだ。しかも、このページだけインクが濃くて、字も少しずれている。

株式欄とおくおくやみ欄の2箇所だ。株式欄はまったく見ないし、おくやみ欄もまず見ない。
おくやみ欄の話がでたとき、夫に先立たれた婦人が、毎朝必ずチェックすると言われた。頂いたから、お返しするという世間の義理から・・・

この義理は、両親のいない私には無縁のことだが、冠婚葬祭、中でもおくやみは世間の常識。これまで数え切れないほど関係した。現役の時代には、季節の変わり目になると月に何回もあって、お世話にもあたった。ときに役職柄の出費で家内が悲鳴を上げたこともあった。それから開放された今は、もう親戚、友人以外に出番はないと思ってた。(よって、おくやみ欄も見ない。)

ところが先日、3軒隣の旦那さんが亡くなった。経験がないという班長さんが経験豊富な?私に香典係を依頼してきた。通夜と葬儀と2回勤めさせていただいた。


生きているかぎり、これから開放されることはないのだ。