お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

イサム・ノグチの話

久しぶりに歩いて放送大学へ行き、イサム・ノグチの話を視聴した。

日本人の父とアメリカ人の母の間に私生児として生まれ、日本にいればアメリカ人、アメリカにいれば日本人として遇されて、ついには国際的な名声をえた、数奇な芸術家人生に感動した。
大地に彫刻するという、数々の名作を残しているのに、どれにもいまだふれていないのは、残念。札幌にいったのに、大通公園をつなぐこどもの遊び場の「ブラック・スライド・マントラ」も見過ごしてしまった・・・見る目がないといわれれば、それまで。
広島の平和公園にある原爆死没者慰霊碑も、はじめはイサムの作品だったが、アメリカ人の血と暗いイメージが障害になったという。

seen and unseen(見えるものと見えざるもの)を追い求めたということにも同感した。