お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

お花見穴場の話

松島の運転手が最後に穴場というか、名もなく、観光客が来ない桜の場所を案内してくれた。高城川沿いの2キロにも及ぶ桜並木道で人もまばら、満開を堪能。

さらにめずらしい話だったが、この川は実は放水路で、通ってきた道路の下にトンにトンネルがあって、そこを水が流れて、また地上にあらわれる。そんな場所がだった。かっては明治潜穴、いまは高城川トンネルといっていることを後で知った。

この松島の一帯は干拓地で、かって沼地だったため、たびたびの水害にあった。そのため苦労して放水路を作った。北の上流は、サイホンで川の下を川が流れるという、いわば川が立体交差している場所があり、そこには行かなかったが、土木関係者がよく見学に来るという話だった。

松島観光は、松島湾、瑞巌寺もよかったが、この無名の桜並木と河川トンネルはいい歴史の勉強になった。家内から、以前のわがが大学関係者だったことを聞いて、運転手が気を利かせたらしい・・・

今年の初物コゴミをOさんからいただいた・・・医王山で採ってきたそう。たくさんだったので、Mさん、Yさんにお裾分けした。