お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

上生菓子

Uさんから金沢の老舗森八のきれいな和菓子セットをいただいた。
しおりに、上生菓子とあって、合成着色料は使用せず、紅花、クチナシなどの天然着色とのこと。

めったに口にしない、こういう菓子は茶事用、さっそく三時に玉露を入れてもらって賞味した。
加賀は藩制時代から、茶道がさかんだったので、家内もいちおうの心得がある。表千家で、嫁入り道具に茶器をはじめ、野立てができる道具一式も持参した。

それで、いずれはお茶を楽しもうと、今の家を立てる時には、水屋をもうけ、座敷には炉を切って、家でいつでもできるように、風炉などほかの道具を揃えた。

その夢は、いまだに一度も実現したことがないし、これからもなさそう。

思えば、ずいぶん無駄なことをしたものだなあ・・・