お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

ぶどう

車屋のTさんから、今年もぶどうをいただいた。車を買ってくれたお客さんにお分けしているよう。
家はこれまで4台も買っているから、お得意の一軒なんだろう。

このぶどうは自分の畑で作っている。Tさんは、この土地の農家だが、百姓をするのが嫌い、車好きとかで自動車販売修理の店をはじめたという話。いまは商売は息子がやっていて、隠居身分だ。

畑仕事は奥さんまかせで、自分は趣味で、ぶどうを植えたり、サクランボを植えたり・・・このサクランボは鳥に食われるだけで、いまは切ってしまったが。退屈しのぎに石を拾ってきては、磨いたりしているともいう。

この人が活躍するのは、町の選挙のときで、この町の顔役である。

30年前自宅の土地を土地整理組合から買ったときも、Tさんのお世話になった。それ以来のお付き合いで、いまは、わが屋の前にあるTさんの農地を家庭菜園に借りて、野菜作りをしている。

近辺は急速に住宅地化している。売らないといっていた前の農地も、売るかもしれないと話が変わってきている。