お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

盆の墓参り

今日は家族で墓参りをして、その後ホテルで食事をします。
石川県に居住してから、この地を青山とすることにし、卯辰山に墓地をもとめ、先祖の霊を祀りました。
神仏、霊魂を信じるからです。
正しく言えば、目には見えない世界を仮定したほうが、現実の今をよりよく生きる上でベター、いやベストであると思うようになったからです。

青年時代は無神論者だった梅原猛氏も、晩年になってこう言っています。
 『もしも来世を信ずる宗教がなかったら、文明もなかったであろう。たとえ幻想にしろ、あの世を仮想す ることによって文明を創造してきた人類の歴史を暖かくみようじゃないかという気持ちに変わってきたん です。』(梅原猛の授業・仏教P235)

私の夢は、この仮想の世界を自分自身の内に実証することです。科学にならへば、仮説をたて、それを実証することです。その違いは、科学的真理は万人が信じますが、宗教的真理を確信できるのは体験者に限られることにあると思っています。

これまで、私のデジカメに「たまゆら」が3回写りました。大門山、遍路道、永平寺の3箇所でした。大門山のここで、むかし集団自決でもあったのかと仮想します。ご冥福を祈ります。