7年前のSF映画「猿の惑星・創世期」を二時間あまり、エアロバイクを漕ぎながら観た。
開発中のアルツハイマー治療薬の実験で、飛躍的に脳が進化したチンパンジーが主役だったが、そのシーザー役の俳優の特殊メイクと演技には感心した。ほかの猿たちも俳優が演じているに違いない。
不自然さを感じさせないのは、演技力と特殊撮影の技術の極みにあるだろう。
シーザー役のアンディ・サーキスという俳優は、アフリカの野生動物保護区でゴリラとのコミュニケーションをとれるまで慣れ親しんだというから、その役者魂には感服するしかない。
大成する人に共通しているのは、その道にひたすら打ちこむ生き方にあると理解している。わが人生に足りなかったのは、その意志と情熱、そして能力に体力だった。