お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

やるせない気持ち

天気がいいので、畑の草むしりをしていたら、いちばん向うの畑をしているS氏が缶ビールを飲みながらやってきた。借りている元田んぼは広いので、北側から、わが、T氏、O夫人、S氏の4人が区分けして畑にしている。

とくに用もないのにやってきたのは、話を聞いてほしかったからで、ここ数日で仲間二人を亡くしたという。まだ60代で、一人は動脈瘤、もう一人は交通事故だった。事故に遭った男は、飲み屋でいっしょに飲んでいた晩の帰りに8号線を歩いていてはねられたという。酒癖がよくなく、その晩お互い酔って口げんかをしたらしい。死亡は飲み屋のママが電話してきたという。
「あんなこと、言わなければよかった・・・」とS氏が悔やむ。そのとてもやるせない気持ちを誰かに聞いてもらい、吐露したかったのだ。朝から酒を飲まずにいられないよう・・・畑では奥さんに分からない?
「(飲んで)うまいもん食わなきゃ・・・」という。今年はハクサイを作らなかったというので、一つあげたら、肥料一袋をいただいた。
はじめてお目にかかった、人糞素材の有機肥料でした。