お話おじさん′老後生活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

全国初の出土例だとか

最近新たに末松廃寺跡で発掘されて話題を呼んでいる「女子像が線刻された土製品」がカレードで公開されていたので、陶芸教室の折に見た。
もっと大きなものかと思っていたが、縦19cm、横9.5cmで、ガラスケースに納められていた。
説明文によると、瓦塔(寺院に塔を建てる代わりに置かれた、1.5mほども焼き物の塔)の一部で、絵が刻まれいるのは、全国初の出土例だとか。
歴史上、末松廃寺は国分寺で、すると聖武天皇の時代のことだから、7世紀後半に焼かれた土器だろう。
描かれた絵は天女と想像される。ロングスカート姿で、靴を履いている。

末松廃寺跡はわが家から4キロほどだから、いまの地は元は田んぼだったにせよ、古くから開けていたにちがいない。