お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

トウモロコシが大きくならない

ボウリング仲間の中には、わがと同じく、畑趣味の方がけっこういる。プレイの合間に交わす話はプレイ自体ばかりでなく、畑のことも多い。今日はその一人K氏が、畑趣味40年に満たんとするわがに聞いてきた。

毎年作っているが、トウモロコシが大きくならないという。肥料が足らないのではというが、その逆で、肥料のやり過ぎではないかと答えた。たい肥、鶏糞、油かす、米ぬかなど有機肥料を混ぜて施しているという。ミミズがたくさんいるというから、土壌には十分すぎるほど肥えているようだ。

毎年失敗しては、積み重ねてきた経験からすると、いちばんの原因は米ぬかではなかろうか。生の米ぬかは生長を妨げ、抑えてしまうことが多い。ボカシにすれば、十分醗酵していて、すぐに使える優良肥料で、わがはもっぱらボカシにしている。K氏には、米ぬかをしばらく休んだらとアドバイスした。

今年も鉢にした、フウセンカズラ・・・玄関前に引越し。

マンネリ化の生活の中に・・・

毎日わがつたないブログにアクセスしてくれているA氏を今日は訪問した。相談事があってだったが、ほかにもいろいろ話し込んで、久しぶりに世間の風にもあたった。
当然のことながら、加齢とともに行動が限られてきて、生活範囲の狭くなってくる。曜日ごとの朝起きてから寝るまでの生活も、いわばマンネリ化してきているから、ときに人間ただ生きているだけという空虚感が漂ってくる。

ところが、最近になって予想はしていたが、大きな問題に直面せざるを得なくなった。個人的なことではなく、役員として責任の一端を担っている法人の解散問題である。後継者不在、会員の減少・死亡、高齢化などによる経営破綻にあるが、どん底まで落ちないうちに取り組むことになった。

これまで通りだった、マンネリ化の生活の中に起きたのが、今回の社会的な喪失体験で、これからは独り立ちしていかなければ・・・

帰りにニトリによって、日本製の見やすい温湿度計を購入。

アロエが咲いた

何年振りか、わが家のアロエが咲いた。もう覚えていないが、何十年
も前に苗を一鉢かったのが増えて、いまはアロエだらけになった。それでも咲くのは、この鉢だけである。よくあるアロエの花は冬に咲くのに、夏に咲く。調べてみたら「不夜城」という名がついたアロエだった。
花が咲いたので、玄関前に飾った。わが家は玄関は引き戸で、広くした。はじめ何も置かなかったら、呼び鈴を右側につけたので、来客は右戸を開ける。ふだんは左戸を開けて使う設計なので、右戸の前に鉢を並べるようにした。いつも三鉢飾っていて、南天と松ともみじにしていたが、その一鉢、枝振りのよかったもみじを枯らしてしまった。
その代わりに、いまは花に咲いた鉢を優先的に置くようにしている。

今日の仕事は、5月に仕込んで、やっと出来上がったボカシ肥の乾燥。

不審者が出たとの情報

今年は、もう孫娘が4年生になったので、嫁がまた働くことになった。パートでなのだが、しばらくの間鍵っ子になる。それで、息子は子供用の携帯を持たせ、何かあったらわが家にも直接連絡できるようにした。そして、今日はじめて、孫から電話があった。

この町ではまさかと思っていたが、不審者が出たとの情報が学校にあって、下校の時先生が帰りに家まで送ってきたとのこと。それで、家内が息子の家に行った。しばらくして嫁が勤めを終え、家内を車で送ってきたが、ちょっと驚きだった。

田舎だと思っていたこの町にも不審者が出没するとは・・・物質的に豊かになって、精神を冒される人間が増える社会になったか。

今日の仕事は、ネギ苗の定植・・・苗は種から育てた。

水の力

今夏も老人性乾皮症に悩まされている。年取れば、身体が弱ってくるから何かおきると思うが、わがのケースでは、目鼻口(歯)に続いて、いまは足腰とこの乾皮症で、これに耐えていく日々である。
今日は、健康維持のため身体に投資している、月一回の鍼灸整体治療を受けてきた。ここの先生は東洋医学の勉強家なので、治療ばかりでなく、受けながら質問して、いろいろ学ぶことにしている。

乾皮症は夏の暑さで、皮膚が乾燥するからばかりでなく、身体全体にかかるストレスが増すからという。身体の働きのなかでも、特に肝臓、腎臓の働きが重要で、体内に不要物質(排泄物質)を溜めないようにする。いわば体の中を、いつもきれいに、清潔にしておくことだそう。

そのために、よく水を飲むようすすめられた。身体の内外とも、きれいに保つのは、いま南九州を悩ませている水の力によるのだ。

今日の畑の初収穫・・・トマトとエダマメ。

日頃の心の持ち方に

九州が記録的大雨だという。とくに鹿児島がひどい。この三日間で500~600ミリ降ったとかで、えびの高原は1000ミリから降ったという。1000ミリというと1メートルだから、想像を絶する水の量だ。これだけ降ったら、想定外だから、災害になる。
[最近は想定外という言葉が通じなくなった気がする。自然の力は人間が知ることができないということだと思う。
これまでいろいろ経験してきたが、その中でも、思いを新たにしたのは千葉のT夫人のがんだった。乳がんから転移して、大腸がん、肝臓がんになり、緩和ケアを希望したところ、医師のすすめで治療を続け、全快し、薬の使用もなくなり、いまはふつうの生活をしている。
どうしてそうなれたのかは知るところではないが、姉の話では、がんになっても落ち込まずに、明るく感謝の気持ちでいたという。自然治癒力としか考えられない。

人間すべて、日頃の心の持ち方にあるのではないか・・・

冷蔵のうなぎセット

横浜の義姉からお中元に、冷蔵のうなぎセットをいただいた。

毎年こちらは、畑で作ったジャガイモとニンニク、それに履き物を送るようにしているが、向こうの方が先に届いた。今日やっとニンニクが採れたので、明日にでも送ることにしたい。
義姉は料理上手で、このニンニクをペーストのして、バター代わりにパンにぬってたべるそう。ニンニクにもいろいろな食べ方があるよう。わがの場合は、もっぱら野菜炒めに(無臭なので)5,6片加えてもらって、食している。ニンニクの効能はよく知られているように大きく、夏バテ防止に欠かせない。

義姉は二つ上で、86になる。いまも毎日のおさんどんに明け暮れしてしているからか、とても元気・・・それを励みにして、わがも頑張っている。

一つの喪失体験

早いもので、今年も半年過ぎて、今日は7月。そして毎月朔日に開いていたおしゃべり会も、長く続けてきたが、今回を最後にした。惜しむ声もあったが、もうみな高齢化し、亡くなっていく人も多く、参加者は減るばかりなので、区切りをつけることになった。

これもわがにとっては、これも一つの喪失体験だろうか。大きくはないが、やはり淋しい気がする。長寿は好ましいとは思うが、それは同時に喪失体験を重ねることになる。それだけ精神的にも強くないと、生きられないのではなかろうか。
大きな喪失体験は近親者の死だと言われる。兄はみな他界して、よく夢に登場する。これまで失くした近親者はみな年上だったので、淋しさは感じるが、これは自然の理。若いみなさんには元気でいてほしい・・・

無臭ニンニクを試し掘り・・・もうそろそろ。

マンション風の3階建アパート

今日も雨、この梅雨の陰鬱な天気は苦手だ。何となく身体がだるく、何もする気がしない。元田んぼの畑はぬかるんでしまって、入ることさえ困難。それでもゴム長をはいて、朝食べるキュウリだけは採ってきた。
水は尊いが、過ぎるとこわい。石川県にも大雨注意報が出ていて、七尾や輪島のほうがたいへんのよう。それを思うと、同じ石川でもここは平野部で、災害にあう心配があまりない。よい所を定住地にした。

もうここへきて38年目に入った。はじめは前面一帯が田んぼで見渡せ、静かで、とても広々としていて、とてもよかった。ただ買い物には不便をしたが、家内はまだ若かったし、苦にはしなかった。それから年々田んぼなくなって、家が建つようになり、それとともに店屋もふえ、役所までが引っ越してきて、絶好の住宅地になった。
近所で建設中の一見マンション風の3階建アパートも外装はできあがったようで、8月オープンとのこと。すぐに入居者で賑わいそう・・・

無芸少食

今日も陶芸教室が開かれるので出席した。作品が一つ焼き上がったが、わがにしたら上手にできたほうかなあ・・・もともと子どもの時から器用なほうではなかったから。

手先の器用不器用は子ども時から始まると思っている。よく遊んだメンコやベーゴマも下手で、負けてばっかりで、あまりしなかったから、上手になれなかったし、けん玉も高級技まではいかなかった。ハーモニカも練習を続けられなかった。
芸は身を助くというが、けっきょくは、何一つ技らしい技を身に着けることなく、無芸の大人になってしまった。
そして大食でないから、無芸少食かあ・・・